タイ政府・タイ国際航空の救済計画を撤回、経営破綻で会社更生手続きへ。運航は通常通り継続。
みなさん、サワディーカップ🙏สวัสดีครับ
ゴルフタイランドのタイ人日本語ガイドのP-GOLFです。
タイ政府・タイ国際航空の救済計画を撤回、経営破綻で会社更生手続きへ
タイ政府は2020年5月19日の閣議で、経営危機に陥っているタイのナショナルフラッグキャリアである国営のタイ国際航空(THAI/TG)について、当初予定していた救済計画を撤回し破産法に基づく会社更生手続きの申請を行うことを決めました。
事実上の経営破綻で、今後は中央破産裁判所の管理下で再建を進めることになりました。
プラユット首相は会見で、「非常に難しい決断だったが、国と国民にとって最善の手段」と説明しまし、首相によれば、政府としてはタイ国際航空にさらに資金を注入して存続させるか、破産させる、破産法に基づいた会社更生手続という3つの選択肢があましたが、閣議で検討の結果3番目の選択肢にしたとのことでした。
一方、ウッタマ財務相によれば2020年5月19日国営企業政策事務所は、タイ国際航空を国営企業から外すべく財務省のタイ国際航空株保有率を現在の51.03%から50%未満に引き下げる計画を明らかにしました。
タイ国際航空の業務の継続と法的手続きによる再生プランについて
タイ国際航空は自社ウェブサイトにて業務の継続と法的手続きによる再生プランを以下のように発表しています。
【タイ国際航空ウェブサイトより】
昨日(2020年5月19日)、タイ国際航空チャクリ・パラプンタックル副会長兼社長代理は、弊社の再生プランがタイ政府により承認されたと発表いたしました。この再生プランは、タイ中央破産裁判所と破産法に基づき実行されますが、同時に、その間も弊社は通常通りのフライトの運航と事業を継続できることとなりました。
タイ国際航空の再生プランは、弊社が、解散、清算、または倒産するということを意味するものではありません。むしろ旅客、貨物運送を含む通常の業務を遂行することができる一方で、この法律は、すべてのステークホルダーに公正な保護を規定し、弊社が効率的、かつ着実に、再生プランの達成を実現できることを意味します。そして、通常業務は運航効率、プロダクト、サービスの質の向上を目指す再生プランと同時並行して実施されます。
弊社はこの危機的状況を乗り切るために可能な限りのことを実施することを表明いたします。これは弊社がより堅実で持続可能な企業へと変化できる大切な過程と捉えております。
引き続きのご支援と信頼をいただく、経済界、株主様、お取引先企業様、アライアンス企業様、そして何よりも、お客様、ご乗客のすべての皆さまに感謝申し上げます。
タイ国際航空は、新型コロナウィルス感染拡大に収束が見えましたら、運航を再開させていただく予定です。
弊社の航空券は引き続き有効です。また、ご不明な点などございましたら、弊社ホームページ、または弊社までお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
記事に掲載された店舗や観光スポット、サービスなどの情報・写真は取材当時のものです。移転や閉鎖、サービス終了や変更などもありますので、ご注意ください。