タイの宮廷料理人直伝！由緒正しき宮廷料理がいただける優雅な香り際立つバンコクの名店「タンインレストラン」
BTSスラサック駅から徒歩3分。シーロムソイ17と19の間にひっそりと佇むエレガントな雰囲気を放つ一軒家レストラン「タンニンレストラン」。
ひと言でタイ料理といっても屋台でいただける気軽なストリートフードから、フュージョン的なタイ料理まで様々ですが、こちらでいただけるのは由緒正しき宮廷料理です。
エレガントな空気に満ちた上品な店内。
オーナーは宮廷料理人だったスーラーブ妃のご子息
現在オーナーを務めるのは、ラーマ4世の孫娘に当たるスーラーブ妃のご子息であるM.R.ソルット・ヴィスディ氏。スーラーブ妃はかつて、腹違いの姉に当たるラマ王7世の王妃・ラムパイパンニー妃のためにスコータイ宮殿のキッチンにて料理長を務めていたお方。
そして、ラムパイパン二ー妃は“タンインナー”という愛称で呼ばれており、それがレストランの名称の由来となっています。
重厚感あふれるチーク材の家具や調度品が置かれた上品で趣ある店内にて、宮廷料理人から受け継いだ伝統のレシピがいただけるとあり、大切な方との会食やおもてなしの席としてこの上なく最適なレストランといえるでしょう。
中国風の屏風など、価値ある調度品も違和感なく溶け込んでいます。
上品で洗練された味わいに舌鼓
新鮮で上質な食材にこだわり、手間暇かけて調理をし、美しく繊細な盛り付けでサーブする宮廷料理。マイルドながらも絶妙なスパイス使いで奥行きのある深い味わいの料理は、どれも上品な味わいです。
王族が経営する生粋の宮廷料理が楽しめます。
前菜には「ミアンカナー」をオーダーしてみましょう。カイラン菜に干しエビ、しょうが、ピーナッツ、赤たまねぎ、ライムなどの具材を載せ、甘辛いタレと一緒に包んでいただく宮廷料理の代表的な前菜です。
「ミアンカナー」（180バーツ）。宮廷料理の代表的な前菜のひとつ。
「バンコクのベストトムヤムクン」に挙げる人も多い「トムヤムクン」は、マストオーダーすべき逸品。川エビのダシがよく溶け出したやさしい味わいのスープは、何杯でもおかわりしたくなるほどのおいしさです。
シーフードメニューで人気が高いのは「クンナーンガパオグローブ」。大きな川エビを揚げてチリソースで絡め、その上に炒めたバジルを載せた華やかな一品。柔らかく旨味がいっぱい詰まった海老をたっぷりご堪能あれ。
「クンナーンガパオグローブ」（390バーツ）。カリっと揚がった海老の中身はとってもジューシー。
どの料理をオーダーしていいか迷ってしまう……という方は「タイ宮廷料理コース」（660バーツ、790バーツ、990バーツ）がおすすめ。前菜、スープ、4種類のおかず、デザートがセットになっています。
「ヤムマクアヤーオ」（180バーツ）。焼いた長ナスのサラダはさっぱりとおいしい。
ラーマ５世発案のジャスミン水冷やし茶漬け「カオチェー」
そして、珍しい宮廷料理を食べてみたいという方は「カオチェー」はいかが？
カオチェーはタイが一番暑くなる4月のソンクラーン（タイ正月）の頃のみ楽しめる、冷たいお茶漬けのようなく宮廷料理で、ラーマ５世が発案した料理なのだとか。ジャスミンの香りのロウソクで香り付けした冷たいお水をジャスミンライスに掛け、甘辛く味付けられた付け合せのおかずといただきます。
通常は期間限定でしか登場しない「カオチェー」ですが、「タンイン」では１年中いただくことが可能。ただし、非常に手間の掛かるお料理のため、食べてみたいという方は前日までに必ず予約を入れましょう。
ソンクラーン時期の風物詩的な冷や茶漬け的なメニュー「カオチェー」が、タンインでは1年中楽しめます。＊前日までに要予約
ぜひ、優雅な空間の中で本物の宮廷料理を存分に味わってください。
【データ】
名称：Thanying Restaurant
住所：10 Pramuan Street,Between Silom7 and 19,Bangrak,Bangkok
時間：11:30〜23:00
定休：なし
URL：http://www.thanying.com/
地図：Googleマップで確認
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